1. インプラントは虫歯にならない？天然の歯との違い

2. インプラントで注意すべきトラブルとは

3. インプラントを維持するための定期検診の重要性

4. 江戸川区葛西駅前の歯医者「葛西駅前 君の歯を残したい歯医者さん 歯科・矯正歯科」のインプラント治療

1. インプラントは虫歯にならない？天然の歯との違い

インプラントは、人工物でできているため、天然の歯のように虫歯になることはありません。しかし、決して「むし歯にならない＝メンテナンス不要」ではなく、別のリスクに注意が必要です。

(1)人工歯には神経がない

インプラントの歯（上部構造）はセラミックなどの人工素材で作られており、虫歯菌が歯の内部に入り込むことはありません。神経も存在しないため、異常が起きても痛みで気づくことがありません。

(2)歯ぐきや骨は天然のまま

インプラントを支えているのは、あくまでも自分自身の歯ぐきと顎の骨です。そのため、歯周病に似た「インプラント周囲炎」が起こる可能性があります。進行すると歯ぐきや骨に影響することがあるため注意が必要です。

(3)天然歯と比べて感染に弱い

天然の歯には歯根膜という組織があり、細菌の侵入をある程度防いでくれますが、インプラントには存在しません。そのため、歯周病菌が侵入しやすく、炎症が進行しやすい傾向があります。

(4)虫歯にはならないが放置は危険がある

確かに虫歯にはなりませんが、歯ぐきの炎症やインプラントのグラつきにつながる病気は起こる可能性があります。天然歯と同じように、日々のケアは欠かせません。

インプラントは虫歯にはなりませんが、周囲の歯ぐきや骨に起こるリスクがあるため、日常的なケアがとても大切です。

2. インプラントで注意すべきトラブルとは

インプラントは多くの方に行われている治療法ですが、トラブルがまったく起こらないわけではありません。特に以下のような問題には注意が必要です。

(1)インプラント周囲炎

天然歯でいう「歯周病」にあたる病気で、歯ぐきの腫れや出血、最終的には顎の骨の吸収を伴うことがあります。進行すると、インプラントが安定しなくなることもあります。

(2)ネジの緩み・破損

インプラントは内部にスクリュー（ネジ）を使って部品を固定しています。噛む力が強すぎたり、長年使用しているうちに、ネジが緩んだり破損したりすることがあります。

(3)噛み合わせの不調

天然歯と異なり感覚がないため、微妙な噛み合わせのズレに気づきにくく、違和感を放置してしまうことがあります。これにより顎関節や他の歯に負担がかかる場合もあります。

(4)歯ぐきの退縮

加齢や強いブラッシングで歯ぐきが下がり、インプラントの金属部分が見えてしまうことがあります。見た目だけでなく、汚れもたまりやすくなる原因にもなります。

(5)周囲の天然歯への影響

インプラントが他の歯と合っていない形状や位置にあると、清掃がしにくくなったり、咬合バランスが崩れることがあります。結果として、他の歯にも負担がかかることがあります。

インプラント治療後も、こうしたトラブルを防ぐために、日々のケアと定期的な歯医者でのチェックは欠かせません。

3. インプラントを維持するための定期検診の重要性

インプラント治療後に長く状態を維持するためには、定期検診を受けることが大切です。定期検診では、インプラントそのものだけでなく、お口全体の健康状態を確認していきます。

(1)インプラント周囲炎の早期発見

インプラント周囲炎は自覚症状が出にくく、気づかないうちに進行してしまうことがあります。定期検診では、歯ぐきの状態を視診やプロービング（専用の器具での検査）によってチェックし、炎症の有無を確認します。

(2)噛み合わせの調整

インプラントは神経がないため、噛み合わせのわずかなズレに気づきにくい特徴があります。検診では、歯科医師が専用の紙や器具を使って噛み合わせを確認し、必要に応じて調整が行われます。これにより、インプラントや周囲の歯への負担を軽減できます。

(3)人工歯の摩耗・破損チェック

上部構造に使われている素材（セラミックやジルコニアなど）は丈夫ですが、使い続けるうちに摩耗や欠けが起きることがあります。検診では、こうした変化を早めに確認し、必要に応じて修理や交換を検討することができます。

(4)セルフケアの確認と指導

日常のブラッシングの状態や、歯間ブラシ・フロスの使い方が適切かどうかもチェックされます。検診時には、歯科衛生士からインプラントに合ったケア方法のアドバイスを受けられることもあります。

(5)歯ぐきや骨の状態の経過観察

インプラントを支える骨や歯ぐきの状態は、加齢や生活習慣によって徐々に変化していきます。定期的なレントゲンや歯周ポケットの検査によって、長期的な視点で状態を把握し、必要に応じて処置を行います。

インプラントは一度入れたら終わりではなく、その後の定期的なケアを続けることで、より良い状態を保つことが期待できます。

4. 江戸川区葛西駅前の歯医者「葛西駅前 君の歯を残したい歯医者さん 歯科・矯正歯科」のインプラント治療

葛西駅前 君の歯を残したい歯医者さん 歯科・矯正歯科は、東京メトロ東西線「葛西駅」西出口から徒歩1分、江戸川区中葛西にある歯科医院です。
平日は休診日なく、土曜も18時まで診療しており、地域の皆さまにとって通いやすい環境を整えています。

当院では「君の歯を残したい」という医院名に込めた想いのもと、なるべく削らず・抜かない診療を基本としつつ、歯を失った方への補綴（ほてつ）治療の一つとしてインプラント治療にも対応しています。
治療の適応には顎の骨の状態や全身の健康状態などが関係するため、当院では事前に十分な検査とカウンセリングを行い、患者さん一人ひとりに合った治療方針をご提案します。

当院のインプラント治療の取り組み

(1)CT・3D解析による診断と治療計画

治療の安全性を保つため、歯科用CTや専用シミュレーションソフトを活用し、顎の骨の厚みや神経の位置などを立体的に把握します。インプラント埋入の位置や角度も事前に計画し、無理のない設計を心がけています。

(2)噛み合わせと全体バランスを踏まえた設計

インプラントは単に歯を補うだけでなく、周囲の歯や顎、噛み合わせとの調和が重要です。当院ではお口全体のバランスを考慮した補綴設計に努めています。

(3)通いやすさとメンテナンス体制

葛西駅から徒歩1分のアクセスで、平日も土曜も診療。治療後も定期的なメンテナンスにより、インプラントの健康維持をサポートします。

＜ご相談について＞

インプラント治療はすべての方に適しているとは限りません。また、治療には外科処置が必要となるため、治療前にはリスクや治療期間、費用についても十分にご説明いたします。
江戸川区で歯を失った後の治療についてご検討中の方は、他の治療法（入れ歯やブリッジ）と比較しながら、お気軽にご相談ください。

まとめ

インプラントは虫歯にはなりませんが、インプラント周囲炎やネジの緩み、噛み合わせの問題など、トラブルが起きる可能性があります。治療後も天然歯と同様に、丁寧なセルフケアと定期的な検診を欠かさず続けることが大切です。正しい知識と習慣を身につけることで、インプラントをできるだけ良い状態で使い続けられる可能性が高まります。

インプラントに関して不安がある方は、江戸川区葛西駅前の歯医者、葛西駅前 君の歯を残したい歯医者さん 歯科・矯正歯科までお問い合わせください。

監修ドクター

医療法人社団 YOURDENT
理事長　久保田達也
歯学博士（Ph.D.）、歯科医師（D.D.S.）、デジタルコンテンツマネジメント修士

運営クリニック
・葛西駅前 あなたの歯医者さん 矯正歯科
・葛西駅前 君の歯を残したい歯医者さん 歯科・矯正歯科

略歴
・日本大学歯学部 卒業
・日本大学歯学部大学院 修了（骨粗鬆症および再生治療に関する研究）
-First Authorとして英文論文4本を執筆