マウスピース矯正で前歯だけ治せる?向いている人の判断ポイント

前歯の歯並びが気になるけれど、全体的な矯正は費用も期間もかかりそうで躊躇している・・・そんな方も多いのではないでしょうか。
実は、マウスピース矯正では前歯だけを対象にした部分矯正が可能です。透明な装置で目立ちにくく、取り外しもできるため、日常生活への影響を最小限に抑えながら歯並びを整えられます。
この記事では、前歾だけのマウスピース矯正が適している症例や、向いている人の特徴、費用相場や治療期間について詳しく解説します。
葛西駅前君の歯を残したい歯医者さん 歯科・矯正歯科では、かみ合わせを重視した矯正治療を提供しており、無料カウンセリングで一人ひとりに最適な治療プランをご提案しています。
前歯だけのマウスピース矯正とは?
前歯だけのマウスピース矯正は、「部分矯正」とも呼ばれる治療方法です。
一般的に前歯とは、真ん中の歯から数えて3番目の犬歯(糸切り歯)までを指し、上下左右で合計12本が対象となります。この範囲に限定して歯並びを整えるのが前歯だけの矯正です。
透明なマウスピース型の装置を使用するため、装着していても目立ちにくく、会話や笑顔の際に矯正中であることを気づかれにくいのが特長です。
装置は歯列全体を覆う設計
「前歯だけの矯正」と聞くと、前歯だけを覆う小さな装置を想像されるかもしれません。しかし実際には、奥歯まで含めた歯列全体を覆うマウスピースを使用します。
動かす予定のない奥歯もマウスピースでしっかりと固定することで、それを土台として前歯だけを効率的かつ正確に移動させる仕組みです。慣れるまでは違和感を感じる方もいらっしゃいますが、数日から1週間程度で慣れる方がほとんどです。
治療期間と費用の目安

前歯だけのマウスピース矯正は、全体矯正と比較して治療期間が短く、費用も抑えられる傾向があります。
治療期間は症例によって異なりますが、軽度の歯並びであれば約3〜6ヶ月、やや複雑な症例では1年程度が目安です。費用相場は20〜60万円程度で、全体矯正(約70〜120万円)に比べて経済的な負担を軽減できます。

前歯だけのマウスピース矯正が向いている症例
前歯だけのマウスピース矯正は、すべての歯並びの悩みに対応できるわけではありません。
適応できるのは、主に軽度から中等度の前歯の歯並びの乱れです。具体的にどのような症例が向いているのか見ていきましょう。
すきっ歯(空隙歯列)
前歯の間にすき間がある「すきっ歯」は、前歯だけのマウスピース矯正で対応しやすい症例の一つです。
すき間の程度が軽度から中等度であれば、マウスピースで歯を少しずつ移動させることで、自然な歯並びに整えることができます。ただし、すき間が大きい場合や、奥歯のかみ合わせに問題がある場合は、全体矯正が必要になることもあります。
軽度の叢生(ガタガタの歯並び)
前歯が少し重なっている、ねじれているといった軽度の叢生も、前歯だけの矯正で改善できる可能性があります。
歯の重なりやねじれが軽度であれば、歯を削る処置(IPR)やスペースの確保方法を工夫することで、抜歯せずに歯並びを整えられるケースが多いです。ただし、重なりが大きい場合は、全体矯正を検討する必要があります。
軽度の出っ歯(上顎前突)
前歯が少し前に出ている軽度の出っ歯も、前歯だけのマウスピース矯正で対応できることがあります。
ただし、出っ歯の原因が骨格的な問題である場合や、前歯の突出が大きい場合は、前歯だけの矯正では十分な効果が得られないことがあります。このような場合は、全体矯正や他の治療法を組み合わせる必要があるでしょう。

前歯だけのマウスピース矯正が向いていない症例
前歯だけのマウスピース矯正には限界があり、すべての症例に適応できるわけではありません。
以下のような症例では、全体矯正や他の治療法を検討する必要があります。
重度の叢生や出っ歯
歯の重なりが大きい重度の叢生や、前歯の突出が著しい出っ歯は、前歯だけの矯正では対応が難しいケースが多いです。
このような症例では、奥歯を含めた全体的な歯の移動が必要になるため、全体矯正を選択することが一般的です。無理に前歯だけを動かそうとすると、かみ合わせのバランスが崩れる可能性があります。
かみ合わせに問題がある場合
前歯だけの矯正は、主に見た目を改善する目的で行われるため、奥歯を含むかみ合わせの調整までは行えないケースがほとんどです。
上下の歯のバランスが崩れている場合や、顎関節に問題がある場合は、見た目だけが整っても咬合不全が残ってしまい、顎への負担や歯ぎしり、将来的な不調につながる恐れがあります。このような場合は、かみ合わせを含めた全体矯正が推奨されます。
骨格的な問題がある場合
歯並びの乱れが骨格的な問題に起因している場合、マウスピース矯正だけでは十分な効果が得られないことがあります。
例えば、顎の骨の大きさや位置に問題がある場合は、外科手術を伴う矯正治療が必要になることもあります。当院では外科手術を行わない非抜歯矯正を基本方針としていますが、症例によっては他の治療法をご提案することもあります。
前歯だけのマウスピース矯正のメリット

前歯だけのマウスピース矯正には、全体矯正にはない多くの利点があります。
ここでは、代表的なメリットを詳しく見ていきましょう。
費用を抑えられる
前歯だけの矯正は治療範囲が限られるため、使用するマウスピースの数も少なく、全体矯正に比べて費用を安く抑えることが可能です。
一般的に、前歯のマウスピース矯正は20万〜50万円程度で提供されることが多く、経済的な負担を軽減できるのが大きな魅力です。特に、気になる前歯だけをきれいにしたいというニーズに対して、無理なく矯正を始められる選択肢となっています。
治療期間が短い
動かす歯の本数が限られているため、前歯だけの矯正は全体矯正よりも短期間で治療が完了することが多いです。
症例によって異なりますが、早ければ3ヶ月〜6ヶ月ほどで目に見える効果が期待できます。そのため、長期間の通院が難しい方や、結婚式や就職活動などイベントに向けて歯並びを整えたい方に選ばれる傾向があります。
装置が目立ちにくい
マウスピース矯正で使用する装置は透明なプラスチック素材で作られているため、装着していてもほとんど目立ちません。
特に前歯は人目につきやすいため、目立たない装置で治療ができることは大きな安心感につながります。見た目に配慮したい方や、接客業など人前に出る機会が多い方にとって心強い選択肢です。
取り外しができる
食事や歯磨きの際にマウスピースを取り外せる点も、マウスピース矯正の大きなメリットです。
ワイヤー矯正のように装置に食べ物が詰まる心配もなく、口腔内を清潔に保ちやすいのも魅力です。また、特別なイベント時には一時的に外すこともできるため、生活への影響を最小限に抑えて治療が進められます。
前歯だけのマウスピース矯正のデメリット

前歯だけのマウスピース矯正には多くのメリットがある一方で、知っておくべき注意点やデメリットも存在します。
かみ合わせまでは整えられない
前歯の矯正は主に見た目を改善する目的で行われるため、奥歯を含むかみ合わせの調整までは行えないケースがほとんどです。
上下の歯のバランスが崩れている場合、見た目だけが整っても咬合不全が残ってしまい、顎への負担や歯ぎしり、将来的な不調につながる恐れがあります。見た目と同時に機能性も重視したい方は、全体矯正を検討する必要があるでしょう。
適応できないケースがある
すべての歯並びの悩みが前歯だけの矯正で解決できるわけではありません。
重度の叢生や出っ歯、骨格的な問題がある場合は、前歯だけの矯正では十分な効果が得られないことがあります。このような場合は、全体矯正や他の治療法を組み合わせる必要があります。
歯を削る処置が必要な場合がある
前歯だけの矯正では、スペースを確保するために歯を削る処置(IPR)が必要になることがあります。
削る量はごくわずかで、歯の健康に影響を与えることはほとんどありませんが、歯を削ることに抵抗がある方もいらっしゃるでしょう。当院では、できるだけ歯を削らない方法を優先し、一人ひとりに最適な治療計画を立案しています。
装着時間の管理が必要
マウスピース矯正は、1日20時間以上の装着が推奨されています。
装着時間が不足すると、計画通りに歯が動かず、治療期間が延びる可能性があります。自己管理が必要になるため、装着時間を守れるかどうかが治療成功の鍵となります。
向いている人・向いていない人の判断ポイント

前歯だけのマウスピース矯正が自分に合っているかどうか、判断するポイントをまとめました。
向いている人
軽度から中等度の前歯の歯並びの乱れがある方は、前歯だけのマウスピース矯正が適している可能性が高いです。すきっ歯や軽度の叢生、軽度の出っ歯などが該当します。
費用を抑えたい方や治療期間を短くしたい方にも向いています。全体矯正に比べて経済的な負担が少なく、短期間で効果が期待できるためです。
目立たない装置で矯正したい方や取り外しができる装置を希望する方にも適しています。透明なマウスピースは目立ちにくく、食事や歯磨きの際に取り外せるため、日常生活への影響を最小限に抑えられます。
向いていない人
重度の叢生や出っ歯がある方は、前歯だけの矯正では十分な効果が得られない可能性があります。このような場合は、全体矯正を検討する必要があります。
かみ合わせに問題がある方や骨格的な問題がある方も、前歯だけの矯正には向いていません。かみ合わせや骨格の問題を解決するには、全体矯正や他の治療法が必要になることが多いです。
装着時間を守れない方も、マウスピース矯正には向いていません。1日20時間以上の装着が必要なため、自己管理ができない場合は、ワイヤー矯正など他の方法を検討した方が良いでしょう。
葛西駅前「君の歯を残したい歯医者さん」の矯正治療の特徴
当院では、「歯をできる限り残すこと」「将来まで安定するかみ合わせをつくること」を治療の軸に、矯正歯科診療を行っています。
非抜歯矯正を基本方針としています
当院の矯正治療は、外科手術を行わず、健康な小臼歯を抜かないことを基本方針としています。
歯を抜いて並べる矯正では、舌のスペースや気道が狭くなる可能性があり、かみ合わせや全身のバランスに影響を及ぼすこともあります。そのため当院では、歯の移動方向やスペースの確保方法を工夫し、かみ合わせを整えることを目的とした非抜歯矯正を行っています。
外科手術が必要と言われた方、抜歯に不安がある方にも、別の選択肢をご提示できる可能性があります。

総合的な歯科診療との連携
当院は矯正専門医院ではなく、一般歯科診療にも対応している歯科医院です。
そのため矯正治療と並行して、かみ合わせの総合チェック、虫歯・歯周病の検査と予防、親知らずの抜歯、インプラント治療、白い詰め物・被せ物、歯ぐきの下がりへの対応、ホワイトニングなど、お口全体のご相談に対応できます。
矯正前・矯正中・矯正後のどのタイミングが適切かも含め、お口全体を一つの単位として診断・治療計画を立てることが当院の強みです。
無料カウンセリングで不安を解消
矯正治療は、治療期間が長く、すぐに結果が見えるものではありません。
そのため当院では、初回カウンセリングを無料で行い、現在の歯並び・かみ合わせの状態、今後起こりうるリスク、治療によって期待できる変化、複数ある治療選択肢のメリット・デメリットを、専門用語を避けながら丁寧にご説明しています。
治療を無理に勧めることはなく、十分にご理解・ご納得いただいたうえで治療を進めます。
デジタル技術を活用した精密な矯正治療
当院では、口腔内光学3Dスキャナーや各種レントゲン設備を導入し、精度の高い診断と治療計画を行っています。
歯型はデジタルデータとして取得し、歯の動きをシミュレーションしたうえでマウスピースを作製するため、治療計画と実際の動きにズレが出にくいのが特長です。また、頭蓋骨の規格写真(セファロ撮影)により、歯だけでなく顎や骨格との関係まで考慮した治療を行っています。
まとめ:前歯だけのマウスピース矯正で理想の笑顔を
前歯だけのマウスピース矯正は、軽度から中等度の歯並びの乱れに対して、費用を抑えながら短期間で効果が期待できる治療法です。
すきっ歯や軽度の叢生、軽度の出っ歯などが適応症例となり、透明な装置で目立ちにくく、取り外しもできるため、日常生活への影響を最小限に抑えられます。
ただし、重度の叢生や出っ歯、かみ合わせに問題がある場合は、全体矯正を検討する必要があります。自分に合った治療法を選ぶためには、歯科医師による正確な診断が欠かせません。
葛西駅前君の歯を残したい歯医者さん 歯科・矯正歯科では、かみ合わせを重視した矯正治療を提供しており、無料カウンセリングで一人ひとりに最適な治療プランをご提案しています。
前歯の歯並びが気になる方、マウスピース矯正に興味がある方は、ぜひ一度ご相談ください。
あなたの理想の笑顔を実現するために、当院が全力でサポートいたします。
監修ドクター

医療法人社団 YOURDENT
理事長 久保田達也
歯学博士(Ph.D.)、歯科医師(D.D.S.)、デジタルコンテンツマネジメント修士
運営クリニック
・葛西駅前 あなたの歯医者さん 矯正歯科
・葛西駅前 君の歯を残したい歯医者さん 歯科・矯正歯科
略歴
・日本大学歯学部 卒業
・日本大学歯学部大学院 修了(骨粗鬆症および再生治療に関する研究)
-First Authorとして英文論文4本を執筆
































